資産形成のカギ PR

資産形成のカギ②:新NISAを銀行や証券会社の窓口でするのは絶対にやめた方がいい!理由はコスト(手数料)の違い。

手数料 新NISA 窓口
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「購入手数料」や「信託報酬手数料」に気をつけろって聞いたことがありますけど、そんなに大きな問題になることなの?

という疑問にお答えする記事です。

投資の成否を左右するくらい大きな問題です。

どこで投資を始めるか?ということがとても重要になります。

新NISAは絶対に「ネット証券」で始めた方がいい理由を、100万円の資産運用で考えます。

タコサソ

「絶対に」投資を銀行や証券会社の窓口でやってはいけない

と多くの個人投資家が口を揃えて、ブログやYoutubeで発信しています。

なぜなら、ネット証券と比べて投資の運用コスト (手数料) が高いからです。

考えてみれば、窓口には人が必要で人件費や建物の維持に必要な費用が、運用コスト (手数料)としてかかってきますから必然的にネット証券よりも高くなることは想像にできます。

100万円を10年間投資して、銀行や証券会社の「窓口」で投資をする場合:

ネット証券よりも

約10万円多くのコスト(手数料)を払うことになる可能性が高い

  • ※どちらも値動きがないと仮定する
  • ※販売ランキング1位の商品で比較
タコサソ

仕組み上、窓口で行う投資は個人投資家の利益になりにくいのです。

具体的にどれくらいのコスト (手数料)の差が出るのかを計算して、この記事で紹介します。

銀行や証券会社の窓口には近寄らずに、ネット証券で投資を始めるための1つの参考資料にしていただければ嬉しいです。

投資信託販売額ランキング1位の比較【地銀 vs ネット証券】

九州住みのわたしが地方銀行である過去の肥後銀行の店頭販売ランキング1位(2024/09/08時点) を採用しました。ネット証券はSBI証券を採用しました。

(参考サイト)

肥後銀行投資信託ランキング:https://www.higobank.co.jp/individual/save/investment/beginner.html

SBI証券投資信託ランキング:

https://site0.sbisec.co.jp/marble/fund/ranking/fundranking.do?Param6=salesprice

肥後銀行【地銀】SBI証券【ネット証券】
販売額ランキング1位あおぞら・新グローバル分散ファンド(限定追加型)2024-07
<愛称:ぜんぞう2407>
三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
ファンド分類バランス海外株式
純資産350.46億円 (2024/09/08)1兆4692億円 (2023/10/05)
購入時手数料2.2% (500万円以下)なし
信託報酬手数料(/年)0.88%0.05775%

信託報酬手数料は地方銀行の当時のランキング1位の商品は、ネット証券の1位の商品の15倍程度になっています。(0.88/0.05775 = 15.2….)

手数料に差はありますが、将来的にどちらの投資商品が値上がりするかというのは、実はわかりません。

「あおぞら・新グローバル分散ファンド(限定追加型)2024-07<愛称:ぜんぞう2407>」の方が将来的に価値が高くなるかもしれません。

だけど、手数料の影響で将来の利益が少なくなる可能性が高くなるのです。

タコサソ

「あおぞら」が、伸びるかもわからんでぇ…

では、この表をみたときにどのようなことに注意をすれば良いのでしょうか?

その答えは、小さく書かれている手数料にあります。

購入時手数料【地銀 vs ネット証券】

投資信託の購入代金とは別に、販売会社に支払う費用のことです。

地銀のランキング1位ネット証券のランキング1位
購入時手数料2.2% (500万円以下)なし

地銀のランキング1位の投資商品の購入手数料は2.2%、それに対してネット証券のランキング1位の投資商品の購入手数料は「なし」です。

購入手数料の2.2%というのは少ない数字に見えますが、実はコレ、とても大きな数字なのです。

想定するシチュエーションとして、

「投資に興味が出てきて100万円を持っているひとが、

  • 地方銀行の窓口
  • ネット証券

でそれぞれのランキング1位の投資信託をはじめる」

場合を比べてみることにします。

100万円を地方とネット証券のランキング1位の投資信託を購入する費用に当てたとします。地銀の投資信託では買った瞬間に、2.2%の2.2万円を銀行に購入手数料として払う必要があります。

そうすると100万円を使って

  • あおぞら・新グローバル分散ファンド(限定追加型)2024-07<愛称:ぜんぞう2407>
  • 三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

を買った場合、購入手数料を計算に入れると取得額は以下のようになります。

あおぞら・新グローバル分散ファンド(限定追加型)2024-07<愛称:ぜんぞう2407>97.8万円
三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)100万円
※購入手数料を加味した場合、投資信託の取得額を比較

地方銀行の店頭ランキング1位の商品「あおぞら・新グローバル分散ファンド(限定追加型)2024-07<愛称:ぜんぞう2407>」を100万円分を買った瞬間に2.2万円の購入時手数料がかかり、97.8万円分を運用していくことになる。

ネット証券のランキング1位の商品「三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を100万円分を買った後は100万円分を運用していくことになる。

100万円の元手を使って投資で2.2万円を稼ぐことは、それなりにリスクを取らなければできないことです。

地方銀行の店頭で投資をする場合、ネット証券で投資をする場合と比べて、100万円の投資をした瞬間に2.2万円を失ってしまう差がでるということです。

信託報酬手数料【地銀 vs ネット証券】

個人投資家に代わって投資・運用を担う運用会社に支払われる手数料です。 信託報酬の割合は年率で表されるケースが多く、たとえば「信託報酬0.1%」の場合は、保有額に対し、年率0.1%が運用会社に信託報酬として支払われます。

(信託報酬手数料の話をわかりやすくするために、値上がりも値下がりもしない前提で話をしています。)

地方銀行店頭ランキング1位の投資商品の信託報酬手数料は0.88%、それに対してネット証券のランキング1位の投資商品の購入手数料は0.05775%です。

地方銀行の店頭ランキング1位の投資商品には、15倍ほどのコスト(手数料)がかかります。

購入時手数料と同じように100万円で比較してみましょう。信託報酬手数料は毎年かかるコストなので投資期間を10年間として計算してみます。

地銀のランキング1位ネット証券のランキング1位の商品
100万円投資
10年間の信託報酬手数料
88,000円5775円
※どちらの商品も値動きしない、という仮定のもとでの比較です。

地銀のランキング1位の商品「あおぞら・新グローバル分散ファンド(限定追加型)2024-07<愛称:ぜんぞう2407>」を銀行の窓口で100万円購入すると1年間で8,800円の信託報酬を払う必要があります。

仮に長期投資で10年間持っていたら10倍の88,000円を払う必要があります。

ネット証券のランキング1位の商品「三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」をネット証券で100万円購入すると1年で5775円の信託報酬手数料を払う必要があります。

仮に、長期投資で10年間持っていたら10倍の5775円を払う必要があります。

銀行とネット商品のランキング1位の商品を比較したときに10年間投資したら信託報酬手数料の差88,000円 – 5775円 = 82,225円です。

100万円を10年間投資して値段がお互いに全く変わらなかったと仮定すると

地銀での投資信託はネット証券より、信託報酬手数料だけで、約8万円余分にコスト (手数料)がかかります。

そもそも投資をするというのは、利益が出るかどうかがわからないという行動です。

それなのに10年間投資してるだけで、88,000円も信託報酬手数料を払っていたら、将来的な利益は出にくくなります。

ネット証券の投資信託にかかるコストの5775円でも、もし利益が仮に出なかったら安いものではありません。

地方銀行の店頭ランキング1位の商品「あおぞら・新グローバル分散ファンド(限定追加型)2024-07<愛称:ぜんぞう2407>」を銀行の窓口で100万円分を買ったら毎年8,800円

10年で88,000円を払う。

ネット証券のランキング1位の商品「三菱UFJ-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」をネット証券で100万円分を買ったら毎年5775円

10年で5775円を払う。

(※ただし、隠れコストや価値の上下がない。と、この試算では仮定しています。)

まとめ:窓口で投資をすると、手数料が高い

銀行の窓口とネット証券で売り上げランキング1位の投資信託にかかるコストを100万円で、比較してみました。どちらも値動きしないと仮定した設定での比較です。

地銀のランキング1位ネット証券のランキング1位
購入時手数料22,000円なし
100万円投資
10年間の信託報酬手数料
88,000円5775円
100万円分購入時から10年間の総手数料110,000円5755円

この表は100万円を地銀とネット証券のそれぞれの投資信託ランキング1位の商品に投資したときに、信託報酬手数料と購入時手数料を足した10年間の総コストの比較です。

値上がり、値下がりがなく、その他のコストがないものと仮定しています。(ちなみに、利益が出た時には手数料の差はさらに大きくなります。)

100万円分の投資信託を買って、10年間運用すると手数料だけで11万円の差がでます。

この差を埋める運用は100万円の投資ではかなり難しくなります。

銀行や証券会社の「窓口」で

100万円を10年間投資したら、シュミレーション上は

10万円以上、手数料がかかる可能性が高い。

(※ただし、投資商品の価値が変わらないとした場合の計算です)

タコサソ

「購入時手数料」と「信託報酬手数料」に、注目して説明しました。

ちなみに、当ブログではいつも投資の結論は同じで

「投資はネット証券で、eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)を買う」

です。オルカン1本で十分です。

インデックス投資については別の記事でも詳しく紹介しています。

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タコサソ
2人子育てしながらでもお金持ちになれる方法や考え方を発信| 経済的に自立(Financial Independence)をしている大学病院の薄給勤務医| 投資歴10年、全世界株式インデックス投資歴もうすぐ5年| 社会保障・医療制度を熟知| 奨学金-600万円スタートから節約・投資・労働で資産を一気に増やす| お金の使い方は勉強中| タコサソは家族の名前の頭文字のアナグラム| 妻子LOVE