厚生年金は、サラリーマンや公務員などの勤め人が支払う年金制度であり、受給者も基本的に勤め人です。しかし、最近の議論では、この厚生年金の積立金を基礎年金(国民年金)の底上げに活用する案が浮上しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3e379e4666a7cb173022c5417ac1f8e01f42abc8 (ソース)
この動きは、現在の時点では以下のお金の移動だと、わたしは解釈しています。
- 厚生年金を払っている人から、年金世代 (多くは高齢者)へのお金の移動
- 厚生年金を払っている人から、それ以外の人へのお金の移動
年金世代は現時点で、ほぼ全ての人が老齢基礎年金に相当する額の年金をもらっています。そこに現在積み立てられている厚生年金が流用されます。このことの問題点は、「勤め人は厚生年金を必ず払わなければいけない」という点にあります。
勤め人も厚生年金を払わなくてもという選択ができるのであれば平等な制度変更だとは思いますが、そうはなっていないですからね。
厚生年金と基礎年金の関係 (復習)
厚生年金:勤め人がもらう
基礎年金:ほぼ全ての人がもらう (勤め人ももらう)
厚生年金は、勤め人が支払うものであり、老齢厚生年金として受給されます。
一方、基礎年金は、国民年金として広く国民に提供されるもので、半分は国の支出で賄われています。現在、基礎年金の給付水準が低下していることから、厚生労働省は厚生年金の積立金を基礎年金の底上げに活用することを検討しています。
現役世代から年金世代への資金移動として見ることもできるのでは?
この提案が実施されると、厚生年金の積立金が基礎年金の財源として使われることになります。これにより、現役世代の勤め人が支払った年金保険料が、現在の年金世代の基礎年金の給付に充てられることになります。これは、現役世代から年金世代への資金移動を意味し、現役世代の負担が増える一方で、年金世代にとっては利益と見ることもできます。
まとめと対策
厚生年金の積立金を基礎年金に充てるという提案は、現役世代から年金世代への資金移動を伴うものであり、年金制度の持続可能性や公平性に関する重要な議論を引き起こしています。
ただし、落ち込んでもしょうがないわけです。少子高齢化なので、社会保険が悪化するのは仕方ないです。
だけど、厚生年金を活用して基礎年金の補填というのは社会保険料を取られたい放題の勤め人に取っては嬉しくないニュースになりました。
当ブログで提案したい、このニュースへの当ブログで提案する対策としては以下のとおりです。
副業をする (社会保険料がかからないから)
投資をして年金の減少に備える (インデックス投資がオススメ)
(他にも起業するという手もありますけど、自分ができてないのでなかなか言いづらいです。)
社会保険制度が悪化するというニュースを知ったときに大切なのは、「社会が悪い!!」と叫ぶことではなく「では、自分はどうするか」ということを考えることです。上の案は参考にしてくれると嬉しいです。
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