最近、日本の保険業界の悪事がまた明らかになりました。
大手損害保険会社4社によるカルテル行為が明らかになり、公正取引委員会が約1億5500万円の課徴金納付命令を出す方針を固めたのです。
事故や病気になったときに保険を支払う保険会社が
「顧客の利益を優先せずに、自分たちの利益を優先した」
という記事です。(そんな会社を信頼できます…?)
目次
カルテル問題の概要
カルテルとは、本来競争関係にある企業同士が、密かに協議して価格や販売方法を取り決めることです。これは自由競争を阻害し、消費者利益を損なう行為として、独占禁止法で厳しく禁止されています。
chat GPTに「カルテル」を小学生でもわかるように解説してもらいました。
「カルテル」
本当はお互いに競争しなければいけない会社同士が
こっそり話し合って値段や売り方を決めてしまうことです。
これは、お客さんにとって良くないことなので、法律で禁止されています。
今回の事案の詳細
- カルテルの内容:
東京都と京成電鉄との保険契約において、4社で協議して保険料を決定 - 違反の認定:
公正取引委員会が独占禁止法違反と認定 - 処分:
約1億5500万円の課徴金納付命令を予定
- 東京海上日動火災保険
- 損害保険ジャパン
- 三井住友海上火災保険
- あいおいニッセイ同和損害保険
の4社が行った法律違反です。
誰しも聞いたことがあるような有名な保険会社ばかりですよね。
今回の件は企業との間に起こった事件ですが
「顧客の事を優先せずに、自分たちの利益を追求する」
あなたの契約している保険もそうかも知れませんよ。
もしかしたら、あなたの利益を優先している企業もあるかも知れませんが、こういう事案が頻繁に起こっているのをみると、お金持ちになりたい人は保険会社との関わりはそう多くない方がいいでしょうね。
保険との関わり方も書いていますので、ぜひ「資産形成のカギ」シリーズを読んでみてください。
この問題が示唆すること:保険業界の深層
今回の大手損保4社によるカルテル問題は、単なる一過性の不祥事ではなく、保険業界全体の構造的な問題を浮き彫りにしています。
以下に、この事態が示唆する重要な点を詳しく見ていきましょう。
1. 業界の寡占構造がもたらす弊害
- 競争原理の形骸化:
大手4社による市場の寡占状態が、健全な競争を阻害している可能性があります。本来であれば、各社が独自の商品開発やサービス向上を競い合うべきところ、暗黙の了解のもとで市場を分け合う構図が生まれている可能性があります。
2. コンプライアンス意識の欠如と企業文化の問題
- 利益優先主義の蔓延:
法令遵守よりも短期的な利益を優先する企業文化が、業界全体に広がっている可能性があります。 - 内部統制の機能不全:
大手企業でさえこのような不正が行われたことは、内部統制やリスク管理体制の不備を示唆しています。 - 倫理観の欠如:
顧客の利益よりも自社の利益を優先する姿勢が、組織の隅々にまで浸透している可能性があります。
4. 消費者への潜在的影響
- 不透明な価格設定:
企業向け保険でカルテルが行われていたことは、個人向け保険商品の価格設定の透明性にも疑問を投げかけます。 - 消費者の選択肢の制限:
大手各社が協調して行動することで、消費者の真の選択肢が制限されている可能性があります。 - 信頼の毀損:
保険は信頼を基盤とする商品です。この問題は、業界全体に対する消費者の信頼を大きく損なう可能性があります。
まとめ
大手損保4社によるこのカルテル問題は、保険業界全体に不信感を与える事件です。
※わたしは元々、信頼していませんが…
保険は私たちの生活を守る重要な金融商品です。しかし、それを提供する側の倫理性が保たれているかは疑問です。
今回の事件でも自己の利益を優先しているわけですから…
消費者自身が賢明な判断力を持つことがますます重要になっています。
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