ドラム式洗濯乾燥機は高額だから保証も高い
ドラム式洗濯乾燥機にも延長保証は必要なの?
こんな疑問を解決することを目的にした記事です。
わたしはFI (経済的自立)を達成した医師です。
仕事柄、保険の仕組みについては、かなり詳しいと自負しています。
- Panasonic
- 東芝
- AQUA
- アイリスオーヤマ
- 日立
- シャープ
などのどのようなメーカーのドラム式洗濯乾燥機でも使える延長保証をつけるかどうかの考え方について解説します。
延長保証も仕組みは保険と同じなので、ぜひ考え方を知ってほしいと思います。
目次
ドラム式洗濯乾燥機などの高額な家電に延長保証が必要か?
わたしの結論は、「必要ない、貯金しろ」です。
答えだけよりも考え方の方が大切なので、解説します。
この問いを考えるときに、「5つ」の知っておくべきポイントがあります。
- ドラム式洗濯乾燥の延長保証は、約1万円〜2万円
- メーカー保証と量販店の延長保証は中身が違う
- 「新品との交換」ではなく「修理」への保証
- 保険を提供する側の取り分は40〜80%?
- 交換や修理には、貯金で備える方が効率がいい
このことを知って、「自分で」保険が必要かどうかを考えましょう。
ドラム式洗濯乾燥機の延長保証っていくらくらい?
ドラム式洗濯乾燥機の延長保証は、約1〜2万円
商品代金の5%程度で設定されていることが多いです。
ドラム式洗濯機の金額が20万円〜40万円程度なので、1万円〜2万円程度です。
メーカー保証と量販店の延長保証は中身が違う
量販店の延長保証は、対応範囲が限定的なことも多い
メーカー保証は、製品購入時に無料で付帯するもので、一般的に1年間の保証がついています。この保証では、初期不良や製造上の欠陥によるトラブルに対応します。
延長保証は、通常のメーカー保証終了後に有効になるもので、数年分の修理対応が追加されます。また、延長保証の契約には金銭的な負担が発生し、故障時の対応範囲も契約によって異なります。
何か自分の思い違いで変な使い方をしていない場合でも、保証の対象外になるということです。
「こんな使い方してたんですね〜」と、業者の主観でいちゃもんをつけられただけで、保証の対象外になりうる可能性もありそうで怖いです。
「新品との交換」ではなく「修理」の保証
修理しても直らないときは、新品に交換してはもらえないので諦めるしかない (修理にも、対象外になる厳しい条件がたくさんある)
故障したとき、保証があれば「新品」になるわけではありません。
無料で修理が受けられる保証です。
だから、完璧に壊れて動かなくなったときに
新品と交換してもらえるわけではありません。
ここは勘違いされやすいところだと思います。
例えば、40万円のドラム式洗濯乾燥機が壊れたとします。
修理しても直らないときには、延長保証では保証されません。
つまり、修理しても直らないような故障の場合は、意味がない保証なんです。
(※わたしが知らないだけで、新品に交換してくれる保証もあるかもしれません。契約を検討している保証の内容は確認してください。)
保険を提供する側の取り分は40〜80%?
保険や保障は、運営元に40〜80%の利益が出るように設定されている可能性がある。
今回は家電の保証についての話なのですが、一般的な保険は、少なくとも40%程度の取り分が保険会社にあるのではないかと考えられています。
これはライフネット生命の決算資料が公表している「粗利率」が2019年度〜2023年度の4年で43〜46%であったことから推測されます。
家電量販店にどの程度の取り分が、あるのかを見つけることができませんでしたが、保険は40〜80%ほどの手数料を取っている可能性があることは知っておきたいことです。
保証にかかるお金の半分近くが、保証の事業や保険会社の利益になっている可能性があるということです。
保険って利用すればするほど手数料を取られるので、本当に必要な保険を選んで入るようにしないと、保険を利用するほどお金はたまらなくなります。
修理や交換には、貯金で備える方が効率がいい
延長保証で備えるより、修理や故障には、貯金で備えるほうが効率がいい
ドラム式洗濯乾燥機の修理や故障くらいの自己資金で備えることができる損失には、保険や保証よりも貯金で備えた方が効率がいいです。
自分でちょっと貯金しておけば、対応ができますよね。
なぜなら、保険は入れば入るほどシステムを使うための費用がかかるからです。
保険や保証に入りすぎると、運営元に見えないお金 (手数料)を支払うことになって、いわゆる保険貧乏になってしまいます。
保険や保証を使うのは「自分で対応できないほどの大金がかかる時だけ」にする方が、資産形成をするときには効率が良くなります。
まとめ
- ドラム式洗濯乾燥機の延長保証は商品によりますが大体、1〜2万円かかります。
- メーカー保証と延長保証は中身が違う
- 修理代金を保証してもらえるだけで、新品に交換してもらえるわけではありません。
- 延長保証のシステムを利用するにもお金 (手数料) がかかります。
- 自分で備えられる程度の金額であれば保険を利用せずに貯金をしていた方が効率的に資産形成ができます。
壊れて修理できないときは対応できません。(※契約内容を要確認)
自己資金(貯金) で備えた方が、効率が良さそうです。
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