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今の家に住む期間は、子どもが高校を卒業するまで
昨年、子どもの小学校の入学に合わせて、教育環境が落ち着いている地域に住むために引越しをしました。
実際の家賃は16万5000円ほどなのですが、駐車場(1台)や共益費などコミコミで合計約20万円の新築賃貸に現在は住んでいます。
新築だから綺麗だし、3LDKの81平米と広さも十分です。ビルトイン食洗機も付いていて、賃貸としては珍しくアイランドキッチンです。子ども部屋は2部屋確保できているので、住居としてとても満足しています。
スーパーも家の近くにあるし、夫婦の職場や学校も徒歩圏内です。私たち家族にとっては便利すぎる賃貸物件で車も1台運用が可能だったのでここを選びました。
ただ、この家に住むのは子どもが高校を卒業するまでと考えているので、長くてもあと12年です。
それでも12年間住んだ場合の家賃の合計は、20かけ12かけ12なので、2880万円です。
高いですねぇ…
ただし、長い目で見たら家賃はお得になるのではないかと考えている理由があります。その理由を解説します。
- インフレしても賃料は上がらない (上げさせない)
- 備品が壊れたときには無料で修繕する・させる
インフレしても賃料は上がらない (上げさせない)
家賃の値上げは貸主、借主双方の合意に基づくものです。大家が一方的に家賃をあげたいと言っても断ることができます。
わたしは賃料の値上げは基本的には断る予定で考えているので (※大家側にのっぴきならない事情があるときには考えるけど…)12年間でかかる家賃は固定する予定です。
家賃は基本的には、築年数が大きくなるほどに相場が安くなります。だから周囲の物件の相場と見合わせてあまりに乖離がなければ、大家側の賃料の値上げ勧告を受け入れる予定はありません。
だから、12年間の家賃合計は計算通りに2880万円程度になる予定です。
一般的には、物価が上がれば資材や人件費も上昇するため賃料も上がります。
最近の日本の経済はインフレ基調ですから、今後新しく建つ物件の賃料は値上がりしていく可能性が高いのではないかと思います。
だけど、今住んでいる物件を値上げすることはわたしが合意しない限り不可能なので、インフレが進行していくほどお得な気分で生活できるのではないかと考えています。
備品が壊れたときには無料で修繕する・させる
賃貸の備品が壊れたときには、どういう状況で壊れたのかが修繕費を支払うポイントになります。具体的には、以下の3つの状況に分けて考えれば良いと言われています。
- 自然損耗
- 過失
- 故意
修繕費の自腹は火災保険を活用して、「故意」の場合だけにすることができます。
まず、「自然損耗」に対する修繕費の責任は貸主である大家に責任があります。床にものを置いていた跡などでも通常に使用している範囲内での汚れは借りている側に責任はありません。
「原状回復ガイドライン」は引越しの前に確認しておきたいですね。また、退去費用に違和感があったら必ず交渉をすべきですね。
次に、「過失」に対する修繕費の責任は借主である自分に責任がありますが、突発的な予測できない事故に対しては火災保険の「借家人賠償責任保険」の「破損・汚損」を対応させることで火災保険から修理をすることができます。
年間3000円程度の保険料なのに、子どもが賃貸物件の備品を壊したとしても保険を使って修理することができます。子育て世帯で、ヤンチャな子どもがいる家庭では特に必要な保険だと思います。
(※もちろん、子どもがモノを壊さないように注意するのは前提ですが…笑)
過去に部屋のクロスや床で利用したことがあります。
参考記事に載せておきますので、そちらもよろしければご一読ください。
最後に、「過失」は当然ですが、自己責任です。
説明した内容をまとめると以下のようになります。
- 「自然損耗」:貸す側の責任
- 「過失」:借りる側の責任だけど、火災保険で対応できる
- 「故意」:借りる側の責任
そのため、備品の修理は年3,000円程度の保険に入っておけば、どのようなものでもほぼ無料で修理することができます。
もちろん、「故意」つまり「わざと」壊したものには自分で修理費を出す必要がありますが、そのようなケースは極めて稀ですよね。
まとめ、高額賃貸は意外とコスパが悪くない
その理由は、賃貸の利点を活かすことができるからです。
- インフレしても賃料は上がらない (上げさせない)
- 備品が壊れたときには無料で修繕する・させる
賃貸物件でお得に生活する術を知っておけば、いい立地に大した出費もなく暮らすことができます。ライフステージに応じていろんなところに住むこともできますから、オススメです。
子どもが旅立った後は、「うっとうしい」と思われない程度の距離感のところに住もうかなと思っています笑
子育てをしながら経済的自立 (働かなくても生活できる) を達成した著者が実践している資産形成の方法や考え方を毎日更新しています。
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