今回のテーマは「一時払い終身保険」についてです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/457961f73515edf02b4d3e1f5952c4987d89ada5?page=1
金利が上がったことで「一時払い終身保険」という貯蓄型保険の人気が高まってきているというニュースです。
ところで、「一時払い終身保険」はどのような商品なのでしょうか?
「一時払い終身保険」の商品説明の図をみてみましょう。(参考:三菱UFJ銀行のHPより)
この図を見て、言いたいことは一つ
『死亡保険金のほとんどが、自分の払った金!!!』
契約時に死亡保険金に近い金額を払い込んでおくと、死亡したときにちょっとだけ上乗せされて保険金が振り込まれるという保険です。
ということで、保険機能はほとんどないと言っていいでしょう。
なので、この商品は保険という名を借りた、ほぼ投資商品です。
相続・節税対策として使われることも多い保険ですが、いつ死ぬかもわからないのに早めに対策しすぎて10、20年以上放置ということも十分ありえます。
そのときにインフレで物価が跳ね上がっていたら、相続対策しているつもりが契約している保険の価値が下がりきっているという事態も十分に考えられます。
そして、保険という名を借りた『ほぼ投資』商品ということになると手数料が見えないという事が問題になります。
長期投資で手数料がわからないということは致命的です。(ちなみにオルカンは0.05775%です。暗記しておきましょう笑。)
保険の場合、付加保険料がいわゆる運用手数料に当たります。付加保険料とは保険会社の運営や広告費、社員の給料など様々なものを含んでいます。そして、一般的に、保険の付加保険料率は公表されていません。
ほぼ投資みたいな商品なのに、手数料が公表されていないということです。これって結構、怖いことだと思いませんか?
一説には貯蓄型保険の初年度の手数料は40〜80%とも言われています。(事実なら、オルカンの約1000倍の手数料…)
手数料が公開されていない金融商品ってどうでしょうか?
少なくともわたしなら絶対に買いませんね…
考える一つのヒントにしてくれると嬉しい限りです。
以前の記事で、保険の手数料や貯蓄型保険についても解説しています。↓↓
そもそも、貯蓄型保険という名前からして、自分のお金をどこかに集めることができていない名前ですよね。
「貯蓄」している保険という摩訶不思議なシステムですから、何かが起こったときに誰かに分け与えることは不可能ですよね。
『貯蓄型』の保険、というものが成り立つのか?
ということが疑問です。
子育てをしながら経済的自立 (働かなくても生活できる) を達成した著者が実践している資産形成の方法や考え方を毎日更新しています。
ぜひ、ブログを読んでみてください。気付かずにはまっているお金の落とし穴を回避できるかもしれませんよ。
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