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全世界株式インデックスファンドと預貯金で行う簡単なリスク調節の方法

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当ブログでおすすめのインデックスファンドは、いつものこれです。

eMAXIS slim 全世界株式 (オール・カントリー)

このファンドは全世界界株式インデックスに連動しています。 (MSCIとかACWIとかありますけど、ここでは割愛します。)

今回はこのeMAXIS slim 全世界株式 (オール・カントリー)のようなインデックスファンドを使った簡単な個人ポートフォリオのリスク調節について解説したいと思います。

eMAXIS slim 全世界株式 (オール・カントリー)は歴史が短いので、同じような値動きをするVTという過去の長いデータがある上場投資信託を用いて解説します。

前提として全世界株式インデックスファンドの期待リターンとリスクは以下のようになっています。

期待リターン

  • 過去のリターン: 全世界株式インデックスファンドの過去のトータルリターンは約7.82%とされています。これは、株式市場の成長を反映したものであり、長期的な投資によって得られる可能性のあるリターンを示していますが、将来のリターンを保証するものではありません。

リスク(標準偏差)

  • 標準偏差: 全世界株式インデックスファンドのリスクは標準偏差で約10.83%とされています。これは、株式市場の変動に対する感受性を示し、短期的な価格変動が大きいことを意味します。

リスクという言葉は危ないという意味ではなく、統計用語です。難しい人もいると思うので生成AIに小学生でもわかるように解説してもらいました。

リスク10%というのは、具体的には100万円を投資した場合で考えると、1年立ったときに

  • 約68%の確率で90〜110万円
  • 約95%の確率で80〜120万円

の幅に収まるということです。確率の問題なので、100万円が想定リスクから大きくはみ出て、まれに50万円になったりすることもあります。 (投資に絶対はない。)

リスク調整方法

全世界株式インデックスファンドは、世界中の株式市場に分散投資を行う投資信託で、長期的な資産成長を目指す投資家に人気があります。eMAXIS slim 全世界株式 (オール・カントリー)もその1種類です。例として、このファンドのリスクを約10%と仮定し、100万円を全世界株式インデックスファンドと預貯金に振り分けた場合のリスク調整方法を20%刻みで説明します。

リスク調整のシナリオ

  1. 全世界株式インデックスファンド 100% + 預貯金 0%
    • 投資額: 全世界株式インデックスファンドに100万円
    • ポートフォリオのリスク: 約10%
    • 約68%の確率で90〜110万円
    • 約95%の確率で80〜120万円
  2. 全世界株式インデックスファンド 80% + 預貯金 20%
    • 投資額: 全世界株式インデックスファンドに80万円、預貯金に20万円
    • ポートフォリオのリスク: 約8%
    • 約68%の確率で92〜108万円
    • 約95%の確率で84〜116万円
  3. 全世界株式インデックスファンド 60% + 預貯金 40%
    • 投資額: 全世界株式インデックスファンドに60万円、預貯金に40万円
    • ポートフォリオのリスク: 約6%
    • 約68%の確率で94〜106万円
    • 約95%の確率で88〜112万円
  4. 全世界株式インデックスファンド 40% + 預貯金 60%
    • 投資額: 全世界株式インデックスファンドに40万円、預貯金に60万円
    • ポートフォリオのリスク: 約4%
    • 約68%の確率で96〜104万円
    • 約95%の確率で92〜108万円
  5. 全世界株式インデックスファンド 20% + 預貯金 80%
    • 投資額: 全世界株式インデックスファンドに20万円、預貯金に80万円
    • ポートフォリオのリスク: 約2%
    • 約68%の確率で98〜102万円
    • 約95%の確率で96〜104万円
  6. 全世界株式インデックスファンド 0% + 預貯金 100%
    • 投資額: 全世界株式インデックスファンドに0円、預貯金に100万円
    • ポートフォリオのリスク: ほぼ0%
    • 100%の確率で100万円
    • リスクはほとんどありませんが、インフレリスクや低金利環境下での資産の目減りに注意が必要です。

参考にしておくと、わたしのポートフォリオは

全世界株式インデックスファンド 80% + 預貯金 20%

が最も近いです。仮にわたしが5000万円を持っていて4000万円を投資、1000万円を預貯金としてVTのリスクを10%と仮定するとこうなります。

  • ポートフォリオのリスク 8% (5000万の8%は400万)
  • 約68%の確率で4600〜5400万円
  • 約95%の確率で4200〜5800万円

に収まる「可能性が高い」投資をしているということです。もちろん、95%で収まる範囲を示しているだけなので、それより多く増えることも、減ることもあります。

まとめ

投資家は自身のリスク許容度や投資目標に応じて、インデックスファンドと預貯金の比率を調整することだけで、リスクの調整をすることができます。

債券やゴールドを入れた方が、リスクが低くなるのではないかと言われていますが、預貯金とインデックスファンドの比率を調整するだけでもリスク調整をすることができます。

シンプル・イズ・ベストをわたしはオススメします。

やっぱり、オルカン一本でいい。

(※eMAXIS slim 全世界株式 (オール・カントリー))

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ABOUT ME
タコサソ
2人子育てしながらでもお金持ちになれる方法や考え方を発信| 経済的に自立(Financial Independence)をしている大学病院の薄給勤務医| 投資歴10年、全世界株式インデックス投資歴もうすぐ5年| 社会保障・医療制度を熟知| 奨学金-600万円スタートから節約・投資・労働で資産を一気に増やす| お金の使い方は勉強中| タコサソは家族の名前の頭文字のアナグラム| 妻子LOVE