「お金が今すぐたくさん欲しい!」
「早くお金持ちになってリタイアしたい!」
そんな思いを抱える個人投資家も多いでしょう。
しかし、その考え方では「投資の世界で勝ちにくい」ということをご存知でしょうか?
今回は、経済ジャーナリスト・後藤達哉さんの著書『転換の時代を生き抜く投資の教科書』を読み、「短期」と「長期」投資の違いに注目しながら、特に気になった一節を紹介したいと思います。
短期投資は機関投資家との戦い
短期投資で利益を上げるのは、個人投資家にとって非常に難しいと言われています。
それは、短期投資の主な対戦相手が「機関投資家」だからです。では、具体的にどんな人たちが機関投資家なのでしょうか?
- 何百億円ものシステム投資を行うファンド
- 1000分の1秒単位で取引を行うトレーダー
- 高額報酬でアナリストを大量に雇っている投資チーム
これらの人々が、個人投資家の対戦相手になるのです。
確かに短期投資で絶対に勝てないわけではありませんが、取引回数を重ねるごとにトータルで負けてしまう確率は高くなるでしょう。
さらに、短期投資に夢中になりすぎると、株価の動きに振り回され、日常生活に悪影響が出ることもあります。
多くの人はお金を手に入れて楽をしたいと思っているはずなので、お金のために心身をすり減らしてしまうのは、投資の目的に反する結果と言えるでしょう。
機関投資家との闘いになる短期投資を、個人投資家は避けた方が賢明だと思います。
長期投資は個人投資家にしかできない特権的な投資方法
一方で、長期投資は個人投資家にとって有利とされています。
その理由は、機関投資家にはできない「悠長な投資」が可能だからです。
機関投資家は、顧客から預かった資金を運用しているため、数ヶ月から1~2年の短期間で成果を求められます。
「10年後に利益が出ればいい」という余裕はありません。
マイナス20%の損失を抱えた状態で「今後なんとかなる」と顧客に説明することは不可能です。
しかし、個人投資家の場合、短期的な損失があっても慌てて売却する必要はありません。
長期的な視点で投資を続けることができれば、「いつかは株価が戻る」と落ち着いて構えることができます。
この「悠長さ」こそ、個人投資家が機関投資家に対して持つ大きな強みなのです。
長期投資こそが、一般人に残された勝ち筋です。
長期投資なら全世界株式インデックスファンドがオススメ
長期投資で成功するためには、「続けること」が大切です。
続けやすい方法としては、低コストで十分に分散された全世界株式インデックスファンドを当ブログではオススメしています。
手数料を払うこともオススメしませんので、投資をするならSBI証券や楽天証券などのネット証券が絶対にオススメです。
後藤達哉さんの『転換の時代を生き抜く投資の教科書』は、金利や日銀の政策を含めた投資の基礎をわかりやすく解説してくれる素晴らしい一冊です。投資初心者からベテランまで、ぜひ一度手に取ってみてください。
子育てをしながら経済的自立 (働かなくても生活できる) を達成した著者が実践している資産形成の方法や考え方を毎日更新しています。ぜひ、ブログを読んでみてください。気付かずにはまっているお金の落とし穴を回避できるかもしれませんよ。
※保険や投資の方針については、当ブログの著者の見解を記事にしています。保険や投資について絶対の正解はありません。保険・投資の最終判断についてはご自身で記事の内容を解釈の上、自己判断・自己責任でよろしくお願いします。当ブログでは最終的な責任は負いかねます。
ご意見・ご感想がありましたらぜひ、コメント欄によろしくお願いします。楽しみにしております。↓↓↓