「この情報によると今後、株価はあがるはず…」
「選択可能性バイアス」の罠にハマっている
先日は、Xでこのような投稿をしました。(選択→利用の誤植)
投稿でもふれた「利用可能性バイアス」について、少し考えてみたいと思います。
「利用可能性バイアス」というのは、人間は頭の中で「取り出しやすい」情報を優先的に頼って判断することをいいます。
例えば、「花」と「色」と「ペット」の種類を考えてみてください。
読んでくれているあなたが普通の人なら「バラ」や「赤」、「犬」といったものを普通の人は選択するかもしれませんね。
一方で花の種類は1万種もあって、色は数十色、ペットの種類も百種類はくだらないでしょう。でも、取り出した情報は自分が知っているものだけだったはずです。
これが「利用可能性バイアス」です。わたしたちは気づかないうちに考え事をするときに、すでに頭のなかにあって取り出しやすい情報を優先するものなのです。
これを株取引にあてはめてみると、短期間で利益を挙げることが難しいことがわかりますね。
Aという株式について「1」「2」「3」という株価の上下を左右しそうな情報を知っているとします。普通の人は、その情報をもとに株価がどのように変動するかを考えてみるものだと思います。
だけど、もしかしたらあなたの知らない「4」という情報やそれに加えて「5」や「6」という情報も知らないだけで存在するかもしれません。もしかしたらそれ以上の数が存在しているかもしれません。

株式投資をはじめた人にとっては「PER」であったり「PBR」といった情報に左右されることが多いんじゃないでしょうか?
だけど、投資しようとしている会社には、株価暴落の原因になるようなスキャンダラスな裏の顔があるかもしれませんよ。
世の中に出回っているわかりやすい情報だけを頼りにして、株式投資で短期間で勝ちに行こうとすることはやっぱり無理だろうなと思います。
自分が知っている情報をふりまわして自信過剰になったあげく、勝ったとしてもビギナーズラック程度が関の山でしょうね。
賢い「わたし」や「あなた」が投資判断するためにもっている情報は「利用可能性バイアス」まみれで、その裏にはもっと大切な知らない情報がたくさんあるかもしれませんよ!!
と、いうことが言いたい記事でした。
情報を知っていても知らなくても、市場全体に投資できるインデックス投資は「利用可能性バイアス」の影響を受けません。
関心ごとは市場が長期的に成長「する」か「しない」の2択ですからね。
市場は成長「する」と思える人はインデックス投資での長期投資をおすすめします。わたしのジュニアNISAでのインデックス投資の記録をつけていますので興味のある方は、ぜひご覧になってみてください。

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