高血圧、糖尿病、高脂血症、脳卒中、認知症になる確率を安く減らすことができて見栄えも良くなる
おはようございます
今日は、地方大学病院に勤務している健康第一主義の医師として、記事を書きたいと思います。
「運動は体に良い」
だから、「運動したほうがいい」
おそらく、多くの人は耳にタコができるくらい聞いたことがあることだと思います。
でも、身の回りで運動を普段の生活の中に取り入れている人は多くないように感じます。
「忙しい」、「暇がない」と言って運動を避けている人は、逆によく見かけます。
だけど、運動が病気に対する予防・治療効果であるのは、研究結果からも明らかです。まずは、以下の事実を知っておきましょう。
高血圧、糖尿病、高脂血症、脳卒中、認知症などの多くの疾患に研究結果から運動は予防や治療効果があることが知られています。
各疾患のガイドラインにおいても、運動は予防・治療の効果がある方法として、位置付けられています。
さらに良いことに、運動は無料でもできます。
ちょっと家の外にでて歩くだけでも良いし、それに少し軽いジョギングを加えてもいいです。日常生活の中にちょっと工夫を加えるだけでも運動をすることができます。
すなわち、運動という予防・治療は「無料」で受けられるということです。しかも運動は多くの研究結果から「根拠を持って効果がある」ということが実証されています。
では、逆にコスパの悪いとわたしが考える予防・治療法は何かというと、サプリメントや病気が進行してから薬をたくさん飲むような方法です。
保険診療でもらえる薬ならまだしも、サプリメントは「個人の感想です。」という治療効果の根拠がないからこそ付け加えたような文言で売り出されてものもたくさんあります。(根拠があるなら、「個人の感想です。」なんて表示しなくてもいいですよね。)
根拠が乏しいにも関わらず、サプリは高額であるケースが多いですよね。
保険診療の薬だって、薬が必要になる前に運動習慣をつけることで生涯でもらう量を減らすことができます。
今後は少子高齢化に伴って病気になった人を支える人の人口は減っていくことから、医療費の自己負担額は増えることが予想されます。先日も高額療養費制度の自己負担額の増加がニュースになったばかりで、この流れが一転して医療費が安くなるというのはあまりできません。
運動する暇がなくなるまでお金のために働いて、その結果として病気になって多くのお金を薬に取られてしまった。という本末転倒な状況になることは絶対に避けたいですよね。
サプリや薬とは違って、運動という十分に根拠のある予防・治療は無料ですることができます。
無料なので、極めてコスパが良いです。
それに対して、「効果があるかわからないサプリ」や「運動不足で薬が必要な状況になる」というのは、コスパが悪いとわたしは思います。
運動は科学的に根拠のある予防・治療法です。
運動不足を解消するだけで治療・予防できる病気なら、サプリや薬はコスパの悪い予防・治療法と言えそうです。
もちろん、薬でしか治せない病気もたくさんありますので、「運動を過信しすぎないように」とは申し添えておきますね。
なんでも運動で治せるというわけでは、もちろんありませんよ。

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