投資をしていると、相場が急落する場面に遭遇することがあります。このようなときに、慌てて資産を売却してしまう「狼狽売り」は避けるべきです。
狼狽売りをしてしまう場合、それはリスク許容度を超えた投資をしている可能性があり、投資方針の見直しが急務です。ここでは、相場急落時の対処法とリスク管理の重要性について考えてみましょう。
狼狽売りを避ける理由
短期的な感情に流されない
相場が急落すると、恐怖や不安から慌てて売却してしまうことがあります。しかし、短期的な感情に流されて売買を行うと、長期的な投資成果を損なう可能性があります。
市場の回復を見逃す
市場は長期的には回復することが多く、急落時に売却してしまうと、その後の回復による利益を逃してしまうことがあります。株価が上昇する「たった数日」を逃すだけでも得られるリターンが大きく減ってしまうことが知られています。
過去のデータを見ても、急落後に市場が反発することは珍しくありません。
反発を逃したら名著の「敗者のゲーム」で言われる
いわゆる、稲妻の輝く瞬間を逃すことに、つながりやすくなるでしょうね。
リスク許容度を見直す
リスク許容度の確認
投資を行う際には、自分のリスク許容度をしっかりと把握することが重要です。リスク許容度とは、どれだけの損失を許容できるかという指標です。これを超えた投資をしていると、相場急落時に狼狽売りをしてしまう可能性が高まります。
想定していない株価の下げが来たら、誰だって不安になると思います。
- 持っている資産は、最悪のケースでどこまで落ちるのか?
- 最悪の価格まで落ちた後に、上がる見込みがある資産なのか?
ということは常に意識しておきたいですね。
個別株投資をしている人は、倒産すれば株価が0円になることもあり得ます。投資はあくまで余剰資金でやるべきです。特に個別株投資をしている場合は、資産がなくなってもいい覚悟で投資をしているかどうかを確認しましょう。
長期的な視点を持つ
市場の変動を受け入れる
市場は常に変動するものであり、急落もその一部です。長期的な視点を持ち、短期的な変動に一喜一憂しないことが重要です。
分散投資の重要性
資産を分散させることで、リスクを軽減し、急落時の影響を最小限に抑えることができます。異なる銘柄・資産クラスに投資することで、ポートフォリオ全体の安定性を高めましょう。
分散できているようで、できていないこともあります。
例えば、銀行株を2つ持っていたとしても、同じセクターであれば似たような株価の動きをすることもよくあります。
まとめ
相場が急落したときに狼狽売りを避けるためには、自分のリスク許容度を理解し、それに基づいた投資を行うことが重要です。
特に、今回の株価下落で狼狽売りをしてしまった人は必ずリスク許容度を見直しましょう。それが難しいようであれば株式相場から退場するのもやむなしかもしれません。投資は性格によって合う、合わないもあるでしょうから。
投資方針を見直し、長期的な視点を持つことで、相場変動に対する不安を軽減し、より安定した投資成果を目指しましょう。
オススメは、全世界株式やS&P500に連動するインデックスファンドです。ちなみにわたしはemaxis slim 全世界株式 (オールカントリー)しか持っていません。
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