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「当たり前」を疑うことが資産形成の第一歩
多くの人が「保険は社会人として当たり前」と信じ、何の疑問も持たずに保険に加入しています。
しかし、その「当たり前」には、私たちの考えを無意識に操作し、お金を使わせる企業のマーケティングが潜んでいることを知っていますか?
この記事では、保険を例に、「当たり前」を疑うことの重要性について考えます。
読んでくれている方の、資産形成のお役に立てると幸いです。
保険加入の「当たり前」を疑ってみよう
保険に加入するのが当たり前という価値観は、長年にわたって社会に根付いています。
実際、日本人の多くが何らかの民間保険に加入していますが、本当にそれが必要なのか、考えたことはあるでしょうか?
保険が必要な状況は人それぞれ異なり、必ずしも全員にとって加入することが最善の選択ではないかもしれません。
例えば、保険会社はなぜ一等地に立派なオフィスビルを構えているのでしょう?その高額なコマーシャル費用や有名芸能人を起用する広告費は、どこから出ているのでしょうか?
下の例はわたしが保険について持っている疑問の数々です。
- なぜ、保険会社の建物は一等地にあるのか?
- なぜ、保険会社の社員の給料は高いのか?
- なぜ、保険の代理店は無料で成り立っているのか?
- 保険のコマーシャルの広告費はどこから出ているのか?
- コマーシャルに出ているあの芸能人の広告費はどこから出ているのか?
- 保険に加入することが当たり前ってなんでしょうか?
- なんで保険は信用されているのだろうか?
- 社会人として保険に入ることが当たり前って何でだろうか?
結局のところ、私たちが支払う保険料がこれらのコストを賄っている可能性が高いのです。
こうした事実があるのではないか?と疑問に思うことで「保険に加入するのが当たり前」という考え方に疑問を持つことができ、その結果として、資産形成を上手に行うことができます。
人によっては、月に数万円の支出削減ができるのではないでしょうか?
企業のマーケティング戦略に引っかかっていませんか?
保険だけではなく、私たちの身の回りには多くの「当たり前」が存在しています。
これらの多くは、企業が巧妙に仕掛けたマーケティング戦略によって作られているのです。
例えば、無料のテレビ放送や試食、ポイントサービスやクーポン券。なぜこれらのサービスが無料で提供されているのかを考えたことはあるでしょうか?
企業は、私たちが「お得だ」と思うことで、自然と商品やサービスを利用し続けるように仕向けています。
「無料」の裏にあるコストは、別の形で回収されていることが多いのではないかと推測できます。
このような視点を持つことで、私たちは無意識にお金を支払ってしまう状況を回避することができます。
資産形成を加速させるために「当たり前」を考える
資産形成を成功させるためには、日々の生活の中で「なぜ?」と疑問を持つ習慣が重要です。
なぜ、格安SIMと大手キャリアの料金には大きな差があるのか?
なぜ、銀行のATM利用には手数料がかかるのか?
こうした疑問に向き合うことで、自分にとって本当に必要なサービスやモノが何なのかを見極める力がついていきます。
例えば、「マイホームは必要だ」という価値観も、長年にわたる住宅業界のマーケティングによるものかもしれません。
賃貸で暮らすという選択肢があるにも関わらず、「家を買うのが当たり前」という思い込みに縛られていないでしょうか?
身の回りにある当たり前を利用されているかもしれないし、そもそも当たり前を作られているのかもしれませんよ。
ちなみに、このような動向を研究する行動経済学という学問があります。興味のあるひとは1度勉強してみるといいかもしれません。