目次
タイミングを見計らって、インデックス(指標)を上回ろうとする投資のこともアクティブ運用という
インデックスファンドは、手間をかけず市場の平均リターンを目指せるため、近年人気が高まっています。
しかし、「タイミング投資」を用いてインデックスファンドで市場平均を上回ろうとすると、本質的にはアクティブファンドと同じことをやっているので、結局インデックスファンドに勝てない可能性が高いのです。
タイミング投資とは?その魅力と難しさ
タイミング投資でインデックスファンドのリターンを増やすのは、理論的には魅力的ですが、実際は難易度が高くリスクも大きいです。
タイミング投資とは、市場の高値で売り、安値で買い戻すことを狙う投資手法です。これが上手くいけば短期間で効率的に利益を得られますが、市場の動きを正確に予測するのは非常に困難です。
過去の市場データを見ると、プロの投資家であっても一貫してタイミングを予測できた例はごくわずかです。一般投資家がタイミング投資に挑戦しても、長期的には失敗に終わる可能性が高いと言われています。
つまり、インデックスファンドでタイミングを狙うこと自体が、インデックスファンドに勝ち目が薄いアクティブ運用に近づくことを意味します。
インデックス投資は「買い時も売り時もわからない」という前提で行う投資です。
インデックスファンドの本来の魅力:市場平均を確実に捉える
インデックスファンドの最大の魅力は、市場の平均リターンを長期的に狙える点にあります。
インデックスファンドは、広範な市場全体に分散投資することでリスクを抑えつつ、経済成長に伴う資産価値の増加を期待する商品です。無駄な売買や追加の手数料が発生しないため、コストを低く抑えることができます。
特に米国株市場では、過去数十年にわたりインデックスに沿った運用がアクティブファンドを上回る結果を示しており、長期的には市場に居続けるだけで恩恵を受けられる可能性が高いことが実証されています。
インデックスファンドは「市場に勝つ」のではなく、「市場に忠実に従う」ことでリターンを積み上げる点に優位性があります。
年間の期待リターンが、少なく見積もっても5%ある。
これで十分すぎるような気がしませんか?
無理して上回る必要はないとわたしは思います。
まとめ:インデックスファンドでは市場平均を目指すシンプルな戦略がベスト
インデックスファンドをタイミング投資で運用しようとすることは、結果的にアクティブファンドと同じようなリスクと不確実性を伴うため、長期で見ると、統計的には市場に勝つどころか、市場に届かない可能性が高くなります。
インデックスファンドの本来の魅力である「シンプルで安定した運用」を活かすことが、結果として一貫したリターンを得る近道と言われています。
人の意図を介入させずに、一括 or 積み立て で淡々と購入していく方が勝率が高いとされています。
今一度、名著を読み直してみましょう。下の2冊はインデックスファンドをやるなら必読です。
子育てをしながら経済的自立 (働かなくても生活できる) を達成した著者が実践している資産形成の方法や考え方を毎日更新しています。ぜひ、ブログを読んでみてください。気付かずにはまっているお金の落とし穴を回避できるかもしれませんよ。
※保険や投資の方針については、当ブログの著者の見解を記事にしています。保険や投資について絶対の正解はありません。保険・投資の最終判断についてはご自身で記事の内容を解釈の上、自己判断・自己責任でよろしくお願いします。当ブログでは最終的な責任は負いかねます。
ご意見・ご感想がありましたらぜひ、コメント欄によろしくお願いします。楽しみにしております。↓↓↓